漢字について感じたこと

皆さんはIMEは何をお使いですか?
僕はXpの時代まではVJEを使っていました。

実は僕はIMEフェチでして、名のあるものは一とおり使ってきました。
NEC-AI、松茸、VJE、ATOK、WXなどなど。
この中からなぜVJE(正確にはVJE-Delta)を選んだかというと、学年に応じた漢字、または常用漢字しか使わない設定ができたからです。

仕事がら、子ども向けの文書を作ることがあったので、学年別漢字設定は重宝しました。
また、大人向けの文書でも、漢字の使いすぎは避けたかったので、常用漢字設定は便利でした。
WXGでも似たようなことができたのですが、確定すると漢字が残ってしまうなど、VJEのほうが使い勝手がよかったと記憶しています。

さらに辞書ソフトとも連携でき、変換しながら意味を調べることができました。
ことばの誤用を防ぐ意味で、これは重要な機能でした。

ところが、VistaになってVJEが正しく動かなくなってしまったのです。
まったく動かないわけではないのですが、動作がおかしかったり、使えない機能があったり。
そういういきさつで、MS-IMEを使うことになりました。

MS-IMEもけっこういいですね。
ウィンドウズ標準ですから、これに慣れておけば、どのパソコンでも日本語入力に迷いません。
変換効率もなかなかよくて、ストレスなく文章が書けます。

漢字の使いすぎについては、「手書きのときに使わない漢字は使わない」というルールを決めました。
さらに、学年別漢字をチェックしてくれるサイトを利用しました。
http://www.mori7.info/musi/123456.php
常用漢字をチェックしてくれるサイトもあります。
http://www.jilef.com/bqpd/knowledge/tool.html

このままMS-IMEを使い続けてもよかったのですが、最近まとまった文章を書く必要に迫られました。
人に見せる文章を書くときに、一番気になるのが用字・用語です。
「これは漢字で書いたほうがいいのかな?」と悩むことはありませんか。
僕はしょっちゅう悩みます。

たとえば「今日(きょう)」という単語。
漢字で書く人が多いと思いますが、ひらがなで書くほうがいいようです。
「今日(こんにち)」と区別する意味でも、ひらがなのほうがいいでしょう。

初めは用字・用語例を載せてあるサイトを参考にしていました。
たとえばここ → http://www.geocities.jp/tdm117/
しかし、いちいち用例と見比べながら書くのは面倒です。
用例に載っていないものもありますし、サイトによって用例が違ったりもします。

なんとか、これらを解決できるIME、または辞書はないかと探しました。
そして行き着いたのがATOK。
ジャストシステムのサイトをのぞくと、ある、ある、ありました。

 ○ ぎょうせい 公用文表記辞書 for ATOK
 ○ 共同通信社 記者ハンドブック辞書 第11版 for ATOK
 ○ NHK 新用字用語辞書2010 for ATOK

以上3種類の用字用語辞書がありました。
この中で、一般人の文書に向きそうな「NHK 新用字用語辞書2010 for ATOK」をATOKと合わせて買うことにしました。

ジャストマイショップに加入して、ダウンロードで購入。
店まで行かなくてすむので便利ですし、ユーザー登録も同時に済んでしまいます。
しかし、ベクターなどに比べてジャストマイショップは少々高いのはなぜでしょうね。

使ってみると、やはり快適ですね。
ATOKの変換効率のよさはもともと定評がありますが、用字用語を教えてくれるので迷いなく入力ができます。
たとえば上の文章だと、「良さ《△良さ→よさ》」という具合に注意を喚起してくれます。
入力が快適になると、さらに欲が出て、結局次の辞書も買ってしまいました。

 ○ 明鏡国語辞典・ジーニアス英和/和英辞典 /R.3 for ATOK
 ○ 角川類語新辞典 for ATOK

全部でいくらになるのかは恐ろしいので計算していません。
しかし金額だけの価値はあると思います。

たとえば「金字塔」ということば。
明鏡国語辞典に教わったのですが、僕は「金色の字が彫ってある記念碑」と思っていたのですが違うのですね。
「金」の字の形をしている塔、つまりピラミッドのことなんだそうです。
入力・変換するだけで、ことばの意味を表示してくれるので便利です。
明鏡国語辞典を買わなければ、一生知らないままだったかもしれません。

ひところ(今でも?)、MS-IMEかATOKか、という議論が盛んでしたが、OSやオフィスのおまけで付いてくるものと、商品として販売しているものでは、やはり比べるべくもありません。
ATOKを使ってみて、ジャストシステムの「正しい日本語入力」に対する熱意を感じました。

漢字といえば、国語審議会が新しい常用漢字を決めたようですね。
ジャストシステムのことですから、辞書のアップデートで対応してくれるものと期待しています。
問題なのは「鬱」などの画数が非常に多い漢字が加わったことです。

常用漢字は「日常の使用に必要なものとして選ばれた漢字」(Wikipedia)となっています。
つまり、これだけの漢字を知っていれば、日本で生活するのに不便はないということです。
言い方を変えれば、「日本人なら誰でも読み書きできる漢字」となるのではないでしょうか。

今の日本人に「鬱」という漢字をそらで書ける人が何人いるのでしょうか。
これからこの字を覚えさせられる子どもたちには同情します。
いや、大人でもこの字を書けないとばかにされるかもしれません。

ワープロの普及で難しい漢字を覚えなくても使えるようになったから、というのが理由の一つだそうです。
正確に言えばIMEですね。
ワープロ(IME)を使う人が増えて、やたらと難しい(書いた本人も読めないような)漢字がいろんなところで使われるようになって問題になっているのに、この理由は時代逆行に思えます。

素人の書いたWebページやブログを読むと、「あれっ、この漢字なんて読むんだっけ?」という場面に、たびたび遭遇します。
普通は漢字にしないようなことばも、IMEが勝手に漢字にしてくれるのですね。
おそらくMS-IMEでしょう。

たとえば「弄る」
僕はこの字を見たとき、しばらくの間「なんて読むんだっけ?」と考えました。
書いた本人は自分で読みを入力しているから読めるんですけどね。
時間がたったらどうでしょう。
そのうち、昔書いた自分のWebページを見たら、読めない漢字だらけだった、なんて事態が起こるかも。

たとえ読める漢字だけ使ってあっても、漢字だらけの文章は読みにくいものです。
漢字が簡単に使えるようになった今、使うべき漢字を選別する仕組みが、すべてのIMEに必要なのではないでしょうか。

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